傾奇者 異様な形貌を愛し狂逸な行動ばかりする者をこう呼んだ 己の掟 即ち義の為ならば平然と命を賭せる者のことである「義」とは 我を美しゅうするという意であり 傾奇者の生き様そのものなのである いくさに生きる傾奇者 ここで退くのは義に非ず 朱に染った魂棒をググと押し込み御座候 「俺には退くことは美しくなく思えるだけさ」